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 『ファイアーエムブレム 烈火の剣』(ファイアーエムブレム れっかのけん[1])は、日本で2003年4月25日に発売されたシリーズ第7作である。対応機種はゲームボーイアドバンスで、本作よりCEROの対象年齢審査を受けており、本作は全年齢対象(現在のA区分)とされている。本作は前作「封印の剣」の続編であると同時に、時系列上では「封印」の20年前にあたり、本作はのストーリーは同じエレブ大陸を舞台とする「封印」の前日譚となる。

 第1作「暗黒竜と光の剣」から前作「封印の剣」までは日本国内のみで発売されていたが、本作からは日本国外でもシリーズ展開されるようになった(後述)。

ストーリー 編集

かつて【人】と【竜】が戦った歴史をもつエレブ大陸。

大陸の東に広がるサカ草原で、一人の少女が行き倒れの旅人を助ける。

少女の名前はリン。

彼女と行き倒れの旅人は、お互いの素性を語り合ううち、

一緒に旅に出ることになる。

それぞれ自分の夢を叶えるための“修行”が、旅の目的。

リンは「一人前の剣士」に。旅人は「一人前の軍師」に……。

そして、リンは旅の途中で立ち寄った大都市ブルガルで、

自分の運命と向き合うことになる。

実は彼女は、隣国リキアの貴族の血をひく者で、

知らぬうちに爵位の相続争いに巻き込まれていたのだ。

そのリンを迎えに来た騎士二人と、リンの命を狙う刺客たち……。

旅人は、自らも戦術を学びながら彼女を助ける決意をする。

リンと旅人の冒険が、始まろうとしている。

(公式サイト「STORY」、リンの旅立ち より引用[2]

本作の特徴編集

  • 「傍観者」としてのプレイヤーから、「登場人物」としてのプレイヤーへ
 前作「封印の剣」までのプレイヤーは、「神の視点」とも「傍観者」とも言える立場の存在であった。プレイヤーは主人公であるキャラクターに感情移入し、軍を指揮しはするものの、プレイヤーという存在が物語そのものに与える影響は一切存在しなかった。
 しかし本作においては、プレイヤーは「軍師」と言う存在でゲーム中に登場し、物語の登場人物の一人となった。リンやエリウッドを始めとするキャラクター達は時折この「軍師(=プレイヤー)」の方を向いて話し、ユニットとしての操作はできないものの、マップの上には「軍師」のユニットアイコンが登場する。このようなプレイヤー自身が物語の世界に入り込む仕掛けを作った事により、従来の作品とは異なった感情移入の方法がプレイヤーに提示され、このシステムは後に「マイユニット」システムとして発展していく事となる。なお本作の「軍師」は、2周目以降からは登場の可否を選ぶ事が可能である。
  • 三人の主人公、三人の「ロード」
 これまでのシリーズ作品では、FC「外伝」を除けばゲームの主人公となるキャラクターは1作品に1名であり、主人公のクラスである「ロード」系クラスのユニットもまた1作品に1ユニットのみであった。しかし本作ではリン・エリウッド・ヘクトルの三人のロード系ユニットが登場し、これらのキャラクターはそれぞれのパートで主人公ともなっている。
 本作は序章~10章までがリン編で、この間はリンが制圧を行う事となる。11章~終章はエリウッド編となり、この間はエリウッドが制圧コマンドを実行する。また2周目よりはヘクトル編が選択できるようになり、リン編10章の終了時点でどのルートに進むかを選択する事となる。なお、どのルートに進んでいた場合でも、ロード系ユニットは一人でも倒されてしまうとゲームオーバーとなる。
  • 「説明書が必要ない程の親切設計」
 前作「封印の剣」では、ゲームモード選択時に選ぶことのできる「チュートリアル」によって、初心者でもゲームシステムを実践的に覚えることのできる専用ゲームマップが存在していた。本作ではそれを更に発展させ、初回プレイ時に必ず遊ぶ事となるリン編ノーマルモードでは、全編を通してチュートリアルが展開されるという構成になっている。
 リン編ノーマルモードでは攻撃範囲や武器の三すくみ、特効や村の訪問など、ファイアーエムブレムシリーズ特有のシステムを一つずつ丁寧に解説・実践する事によって、前作のチュートリアルよりも更に分かりやすく覚えやすい解説を行う事に成功している。この項目の「説明書が必要ない程の親切設計」とは、本作の公式サイトに記載されている文言[3]であり、本作のチュートリアルがいかに丁寧であるかをよく表している。
  • キャラクターへのクローズアップ
 本作ではそれまでの作品以上に、ゲーム中に登場するキャラクターへのクローズアップを行っている。例えば前作まではオープニングやエンディングに挿入されるのみであった一枚絵が、本作ではゲーム中でも特定のイベントシーンにおいて挿入され、プレイヤーの感情移入や情景の解説を助けるなどの働きをしている。会話中のキャラクターの表情が変化するようになったのも本作からで、前作「封印」までは口の開き方のパターンで違いを持たせているのみであった。また、前作で導入された「支援会話」は更に強化され、本作からはゲーム中で一度見た会話を確認する事のできるモードも追加されている。

世界観 編集

エレブ大陸を参照。

登場人物 編集

 ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物一覧を参照。

テレビコマーシャル 編集

 前作のオペラ風CMとは一転して、堀北真希を起用した「紋章の謎」に近いイメージのCMとなった。BGMは平井堅「LIFE Is...」。

Fire Emblem GBA CM00:31

Fire Emblem GBA CM

日本国外での展開 編集

 本作は北米・ヨーロッパ・オセアニアで発売された最初のシリーズ作品である。

表題について 編集

 日本では第2作・外伝を別にすれば第1作・暗黒竜から全てのタイトルに副題が付けられているのに対し、本作の日本国外版は副題無しの『FIRE EMBLEM』が正式な表題である。なお、日本における副題「烈火の剣」の英訳は複数存在する。集英社が日本で2004年に刊行したキャラクターズでは表紙に「THE SWORD OF FRAME」と記載されているのに対し、北米版の公式サイトに掲載されている解説文では「日本における本作の副題"Rekka No Ken""Blazing Sword"の意味である」とされている[4]

 また、日本国外では他のシリーズ作品と同様にナンバリングを用いて「Fire Emblem 7」、略して「FE7」と記載されることも多い。

バージョンの違い 編集

 日本版と北米版(米国・カナダ)及びオセアニア版(オーストラリア・ニュージーランド)、またヨーロッパ版(2バージョン)の相違点には以下のようなものが有る。


北米・オセアニア版
 メッセージが英語表記である。また、ゲームキューブ用ソフト「マリオカート ダブルダッシュ!!」に同梱されているボーナスディスクより、アドバンスケーブル経由でアイテムやBGMの追加入手が可能(日本版には非対応)。日本版ではプログラムミスにより表示される事のなかった、リンが専用武器ソール・カティを装備した際の戦闘アニメーションが追加されている。
 審査団体・ESRB(米国・カナダ)の対象年齢はE(全年齢)、OFLC(オーストラリア)の対象年齢はG8+(8歳以上

、現在のPG)。


ヨーロッパ版
 英語・ドイツ語・フランス語と英語・スペイン語・イタリア語の2バージョンが存在する。どちらもゲーム開始に際して、3種類の言語からいずれか1種類を選択する。
 審査団体・PEGI(ドイツを除くヨーロッパ各国)の対象年齢は7+(7歳以上)、USK(ドイツ)の対象年齢はFoA(全年齢)。

脚注 編集

  1. 前作の副題「封印の」は「ふういんのつるぎ」であるが、本作の副題「烈火の」は「れっかのけん」が正式な読み方である。
  2. https://www.nintendo.co.jp/n08/ae7j/story/index.html
  3. https://www.nintendo.co.jp/n08/ae7j/system/index.html
  4. Fire Emblem History

リンク 編集

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