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 『ファイアーエムブレム 覚醒』(ファイアーエムブレム かくせい)は、2012年4月19日にニンテンドー3DSで発売されたシリーズ第13作目である。

 ダウンロード版の発売は2013年1月30日。希望小売価格は発売当初4,397円(税込)だったが、ハッピープライスセレクションとして価格改定が行われ、2016年9月15日より2,916円(税込)となっている。

 本作はゲームソフト単体での発売のほか、オリジナルデザインの3DS本体とニンテンドープリペイドカードに、本作のゲームソフトを同梱した数量限定の「ファイアーエムブレム 覚醒 スペシャルパック」が販売されていた。このスペシャルパックはオンラインで販売されたが、販売開始日にはシステム障害が発生し、販売サイトにアクセスできない状況が発生した。

ストーリー 編集

 人を慈しむ神竜ナーガと、人を滅ぼす邪竜ギムレーが司る世界。

 あなたは記憶を失い、行き倒れていたところをイーリス聖王国の王子クロムと、

 彼が団長を務める自警団に助けられ同行することに。

 天変地異とともに現れた、人ならざる存在「屍兵(しかばねへい)」。

 存在しないはずの2本目の宝剣を携えた、謎の剣士。

 邪竜を信奉する隣国ペレジア国の脅威。

 数々の戦いの果てに、あなたと自警団は、やがて未来をかけた、大きな騒乱に巻き込まれていく……

(公式サイト 「Story 物語と世界観」より引用)

ゲームの特徴 編集

  • マイユニット制の続投
 DS「新・紋章の謎 ~光と影の英雄~」で導入された、操作可能なユニットとしてのプレイヤーの分身である「マイユニット」が本作でも続投となった。プレイヤーはゲーム開始時にマイユニットの名前や外見・声、また能力の特徴を選択し、そこで作成したユニットをゲーム中でも使用する事となる。
 シリーズで初めて登場した「プレイヤーの分身」という位置付けの存在は、GBA「烈火の剣」で登場した「軍師」である。だが彼もしくは彼女はNPCの一人のような扱いで、ゲーム内でユニットとして使用する事はできなかった。また、この軍師は登場の有無を選択する事も可能であった。
  • 「カジュアルモード」の導入
 本作では従来の作品と異なり、どこでもセーブができ、失ったユニットが復活するゲームモードとして「カジュアルモード」が導入された。このモードは次回作である3DS「if」でも続投となったほか、よりカジュアルなモードとして「フェニックスモード」が追加される事となる。
 従来の作品と同じ、失ったユニットが復活しないゲームモードは「クラシックモード」という名称で実装されており、本作以降はゲーム開始時にモードと難易度を選択する形となった。
  • デュアルシステム
 本作では支援関係を結んでいるユニットと隣接している場合、攻撃・防御時に追加の攻撃や防御効果が発生する場合がある。本作においてこのシステムは、自軍ユニットに対してのみ発生していたが、次回作「if」においては「攻陣・防陣システム」として発展し、敵味方問わず発生するようになった。
  • フリーマップ制の復活
 過去作の大半は章クリア型のキャンペーンシナリオ形式を採っていたが、本作ではFC「外伝」やGBA「聖魔の光石」のようなフリーマップ制が導入された。プレイヤーはそれまで訪れた事のある町や拠点等を自由に行き来し、アイテムの売買やレベリング等を行う事ができるようになったほか、後述の「子世代ユニット」が登場する外伝シナリオについても、発生の条件さえ満たしていれば任意のタイミングで攻略できるようになった。
  • 結婚システムの復活
 ゲームクリア時の後日談としてではなく、ゲーム中に異性ユニット同士が親密な関係となり、後にその二人の子供が操作可能なユニットとして登場するシステムが導入された。このようなシステムはSFC「聖戦の系譜」以来の導入であり、このシステムは次回作の「if」にも継承される事となった。
 この「子世代ユニット」は両親のスキルを一つずつ継承しており、本作においては父親にあたるユニットの髪の色を引き継いだグラフィックでゲームに登場する。
  • いつのまに通信・すれちがい通信
 3DSの機能の「いつのまに通信」を利用した通信では、新規マップや魔符・アイテム等を無料で受け取る事ができる。この機能で追加された魔符のイラストは、「ファイアーエムブレムTCG」や過去作のイラスト等が流用されている。また、この機能で追加されたマップでは、本編中で敵対するなどして仲間になる事がなかったキャラクターを加入させる事のできるものが配信されている。
 同じく3DSの機能を利用した「すれちがい通信」では、プレイヤーの編成した「マイチーム」を配信する事ができたほか、受信した他プレイヤーのチームが持っているアイテムの購入や、マイユニットのスカウト等を行う事が可能。この「すれちがい通信」を利用したデータの送受信は、内容は作品毎に異なってはいるものの、後に3DSで発売された「if」や「Echoes」にも導入されている。

追加コンテンツ編集

 本作で初めて導入されたこの機能は、追加マップを購入する事で、本編とは異なったマップやエピソードを遊ぶことができるようになるものである。任天堂のゲームで追加コンテンツを導入したのは本作が初。

第1弾 異界の魔符 (配信開始日:2012年4月19日~7月26日)編集

 追加コンテンツ第1弾は「異界の魔符」と題され、過去作に登場したキャラクターの姿形を模したユニットを使用できるようになるアイテム「魔符」を入手するマップのほか、経験値や所持金・アイテムを効率的に入手できるマップ等が配信された。

 この魔符に使用されたイラストは全て描き下ろしで、過去作でキャラクターデザインやパッケージイラスト・コミカライズ等を手掛けたイラストレーターも数多く参加している。また、ここでイラストを描いたイラストレーターは、後にTCG「ファイアーエムブレム0」やスマートデバイス向けアプリ「ヒーローズ」にも参加している人物が非常に多い。

 第1弾最初の追加コンテンツであった「異伝 英霊の魔符1」は、ゲーム発売後一定期間、無料配信が行われていた。

第2弾 神軍師の道 (配信開始日:2012年8月9日~11月22日)編集

 第2弾は「神軍師の道」と題され、ユニット同士の会話やウェブ上で実施された人気投票で上位だったキャラクターの新規イラストを見る事のできるマップが配信されたほか、本編とは異なる条件下のマップや、高難易度のマップ等が配信された。一部マップでは、クリア報酬として新たに描き下ろされた「魔符」を入手できる。

 また、この第2弾では「子世代ユニットのみが生き残った未来」という設定の「異伝 絶望の未来」が3マップ配信されている。


登場人物編集

過去作との関連編集

 本作の舞台となる大陸は、アカネイア大陸バレンシア大陸である。「暗黒竜と光の剣」「紋章の謎」等からどれだけの年月が経過しているかは明示されていないが、アカネイア大陸にはイーリス聖王国フェリア国ペレジア国の3国家が存在している。隣の大陸であり、「外伝」の舞台ともなったバレンシア大陸には、本作ではヴァルム帝国という国家が存在しているほか、ヴァルム帝国が大陸を統一する以前には他の国家も存在していた事もゲーム内テキストで窺い知ることができる。

関連商品編集

 本作はサウンドトラックや攻略本の他、様々なグッズや関連書籍が発売されている。

サウンドトラック編集

  • 『ファイアーエムブレム覚醒 オリジナルサウンドトラック』(2013年3月27日発売、Tablier Communications inc.)
上記サウンドトラックが廃盤となったため、再版盤として『ファイアーエムブレム ベストコレクションシリーズ ファイアーエムブレム覚醒 オリジナルサウンドトラック』(2016年2月24日発売、Tablier Communications inc.)

ドラマCD編集

  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 ドラマCD Vol.1 一触即発のイーリス・ロマンス』(2013年4月24日発売、株式会社レッド・エンタテインメント)
  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 ドラマCD Vol.2 不撓不屈のペレジア・ストーム』(2013年7月24日発売、株式会社レッド・エンタテインメント)
  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 ドラマCD Vol.3 絶望の未来編 追憶のフューチャー・レクイエム』(2013年11月3日発売、株式会社レッド・エンタテインメント)
  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 ドラマCD Vol.4 異界の絆編 捜索のドリーミング・ティアラ』(2014年4月23日発売、株式会社レッド・エンタテインメント)

コミックアンソロジー・4コマ編集

  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 コミックアンソロジー』(2014年12月25日発売、一迅社)
  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 コミックアンソロジー VOL.2』(2015年5月25日発売、一迅社)
  • 『ファイアーエムブレム 覚醒 4コマKINGS』(2015年1月24日発売、一迅社)

ラバーキーホルダー編集

  • D4 ファイアーエムブレム 覚醒 ラバーキーホルダー -all unit collection- Vol.1、Vol.2(2014年3月25日発売、株式会社 empty)
  • D4 ファイアーエムブレム 覚醒 ラバーキーホルダー -all unit collection- Vol.3、Vol.4(2014年7月1日発売、株式会社 empty)
  • D4 ファイアーエムブレム 覚醒 ラバーキーホルダー -all unit collection- Vol.5、Vol.6(2015年4月27日発売、株式会社 empty)

アクリルキーホルダー編集

  • D4 ファイアーエムブレム 覚醒 アクリルキーホルダー(2017年8月11日発売、株式会社 empty)
デザインは上記ラバーキーホルダーの流用。

フィギュア編集

  • きゃらふぉるむ004 ファイアーエムブレム 覚醒 クロム(2015年6月28日発売、株式会社 empty)
  • figma ルキナ(2015年8月発売、2016年8月再販、グッドスマイルカンパニー)
  • 1/7スケールフィギュア ティアモ(2015年7月発売、グッドスマイルカンパニー)
  • 1/7スケールフィギュア サーリャ(2014年3月発売、グッドスマイルカンパニー)

脚注編集

  1. https://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/product/index.html
  2. 『ファイアーエムブレム 覚醒 スペシャルパック』のオンライン販売のシステム障害について
  3. https://www.nintendo.co.jp/3ds/afej/story/index.html

関連リンク編集

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